HOT ! 新品入荷 雲居雁 夕霧の正室 、父の邸に里帰りをする、夕霧、迎えに訪れる 和書

京都の公卿・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵

自筆「源氏物語」の「夕霧（ゆうぎり）」の巻は、禁裏（京都御所）において書かれたものです。源氏物語】夕霧と雲居の雁の結婚生活とその後を解説！落葉の宮と。

「夕霧の巻」の主人公「夕霧」は、国宝「源氏物語絵巻」の中に柏木を見舞う柏木として描かれている

自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏（おおいのみかどむねうじ）」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇（ごつちみかどてんのう）の曽祖父です。。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。工藝 78号 “文字” 柳宗悦 日本民藝協会 機関誌 1,000部限定/伝統工芸 民芸運動 棟方志功 芹沢銈介 鈴木繁男 王羲之 書聖 蘭亭序 漢書 漆。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子（のぶこ）であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。金剛般若波羅蜜経 木版刷 検索⇒ 経折本 佛経 写経 藏経洞 古籍善本 唐本漢籍 支那 敦煌 彫版 刻経 木刻本 筒子頁 殿本 套色印 支那 経書経。現在の今上天皇と系譜がつながっている。黙示録の現代研究 千葉勇五郎 昭10 バプテスト派 日本基督教団 キリスト教 新約聖書 神学宗教学カトリックプロテスタント 戦前明治大正OA。

 関白・近衛基熙（このえ もとひろ）は、後水尾院（第108代後水尾天皇）の皇女・常子内親王と結婚。多田等観『書』掛軸〔紙本肉筆真作〕/日本の僧侶 仏教学者 ダライ・ラマ第13世に拝謁 貴重なチベット仏教研究文献を請来 秋田県出身 掛け軸。二人の皇女・熙子（ひろこ）は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。風俗金魚伝。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子（ひろこ）は将軍家宣の正室となった。★0570和本江戸期関ヶ原の戦い写本「関原正譌/附録三方原戦誌」全1冊/古書古文書/手書き/新井白石/上毛桐生街長澤仁右衛門の蔵書印。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流（下記に掲示）で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。田中緑紅『静岡小絵馬十二支』（上下輯揃/彩色木版画ぽち袋全12枚揃）戦前 木版ぽち袋 干支。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。熊本十代藩主が家臣 山崎隼雄に与えた150石の知行宛行状と知行目録の２部。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。現代の美人画　4，5，6，7，8，9，10巻　合計7冊セット。（資料の記録は下記に掲示）

 出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」の自筆です。京都史蹟会編 林羅山文集 完 弘文社　昭和5年　戦前　/Y上。
 自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。x005 大匠新雛形 上下巻 安藤喜助 盛林堂蔵版 明治■和本 建築 大工 装飾 鳥居 欄干。「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。酔古堂剣掃 4冊揃 陸紹 明治期 山人派 菜根譚 名言集 中国 唐本 漢詩 漢文 検） 戦前明治大正古書和書古文書写本古本 NY。このため後醍醐天皇の宸翰（しんかん・天皇自筆）にかなり近い年代に書かれていることがわかる。長谷川伸旧蔵書 岡本一平画 坪内逍遥題字『新水也空 俳優の部』限定325部 昭和4年 文藝春秋社/座右宝刊行会刊 歌舞伎役者絵集 岡本太郎父。また、各巻ごとの書かれた年については不明。観音経和談鈔図会。従って、応永五年とは、書き始めの年である。清刊本『唐六如先生画譜』（全三巻一冊揃）唐本 漢籍 中国画論 中国美術 中国絵画 中国古画論。また、落款から、後年、近衛基熙（1648～1722）の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。『浮世絵名作撰集』(手摺浮世絵木版画全24枚揃)昭和44年 五都浮世絵保存会 喜多川歌麿 鳥居清長 鳥高斎栄昌 細田栄之ら 大判錦絵 美人画集。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。★0481和本江戸天保3年（1832）馬嶋流眼科写本「明眼伝記」1冊/尾州馬島明眼院/津軽進藤良策/古書古文書/手書き。

 大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年（1068）～天承元年（1131）を祖として創立された。『殷墟卜辞綜類』●島邦男編●汲古書院●1977年発行増訂版●全608P●検)和本唐本古書漢籍拓本書道碑法帖甲骨文字象形文字。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門（おおいみかど）」を称する。詠歌大概抄。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。基督教年鑑 昭11 日本基督教連盟 キリスト教新約聖書旧約神学宗教学 検）カトリックプロテスタント教皇ルターカルヴァン宣教師戦前福音書OF。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。格安・稀★酒井勝軍編（吉良義風原著）『上記鈔訳』（全2巻揃）国教宣明団・昭和13年ーウエツフミ・神代文字・ヒヒイロカネ・竹内文献。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。石井研堂編『日本漂流譚 第二篇』明治26年 学齢館刊 明治時代和本（和装活字本）彩色木版画入。応永5年（1398年）に従三位となり公卿に列する。五秘密 仏教次第 密教 真言 江戸時代 天台宗 金剛薩 五秘密法 賢深 長享7年 検 仏陀浄土真宗浄土宗真言宗日蓮宗空海親鸞法然古文書写本OB。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年（1420年）に内大臣に昇任した。八文字屋自笑『役者大通鑑 大坂之巻』安永5年 八文字屋八左衛門刊 江戸時代和本 大阪の歌舞伎役者評判記 八文字屋本。

 旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を著（あらわ）しております。七夕百首。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。肉蒲団（一名覚後禅）情隠先生編 4冊揃　明治期 道元 禅宗曹洞宗　仏教　検）仏陀 因果応報 戦前明治大正古書和書古文書写本古本 NY。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。長谷川伸旧蔵書『蒙古寇紀 全』限定1000部 昭和6年 元寇弘安役六百五十年記念会（賀茂百樹）刊 肥前松浦家所蔵本複製版。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。f24022006〇地租改正事業 能筆 明治新政府事業の一環新潟県が率先 24冊 全部240丁 新潟県 県令 楠本正隆宛 明治６年 越後国蒲原郡夏井村。

 出品した「源氏物語」は夕霧（ゆうぎり）の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。1937年 明治生命 軍用機資金献納報告書 検索: 日中戦争 日支事変 満洲事件 満州帝国 関東軍 新京 奉天 総督府 古文書 国民党 中華民国 支那。「夕霧」の巻名は、夕霧が柏木の正室（朱雀院の姫君・女二の宮）落葉の宮に書き送った和歌「山里のあわれをそうる夕霧に立ち出でん空もなき心地して」による。拳独稽古★山櫻漣々著★けんひとりげいこ(530)。源氏の君と葵の上の長男・夕霧は、病にふせる柏木を見舞う場面は、国宝「源氏物語絵巻」に美しい画像として描かれている。近世木活続貂　上・下２冊　青裳堂書店古書目録　平成22年。柏木は、自分がなきあとの正室・女二の宮（朱雀天皇の皇女）の行く末を案じ、友人の夕霧に遺言として女二の宮の後事を託す。中国料理技術入門・宴席料理・大衆菜譜・食物史・酒・茶書・中国料理・隨園食箪 8冊セット 柴田書店 料理本。柏木なきあと、落葉の宮と称される女二の宮の世話をするために法事の世話などの用事にかけつけて落葉の宮をあう。竹亭緑水 尾形月耕画『筆野面影 岡山紀聞』明治17年 嵯峨野増太郎刊 岡山藩主池田治政の乱行を描く 明治時代和本 彩色木版画装 浮世絵 錦絵。そこで、恋心がつのった夕霧は、落葉の宮との結婚を願うようになる。『満州事変の体験談と教訓及所見』昭和8年 偕行社刊 満洲事変 満洲国資料。夕霧と会う落葉の宮を心配する母の一条御息所は、心配のあまり夕霧に手紙を送る。★0462本江戸期有職故実随筆写本「湯土問答」全1冊/古書古文書/手書き/湯浅元禎(湯浅常山)/土肥経平/古書古文書/手書き。だが、その手紙は夕霧の正室・雲井雁の発覚によって夕霧に渡ることはなかった。川田孝吉編『明治新撰帝国無双玉篇 全』明治28年 上田屋蔵版 印記「長野県北佐久郡平原学校」明治時代和本（銅版本）漢字字典。娘・落葉の宮の出家の希望を聞いた父・朱雀院（前朱雀天皇）は、一条宮の邸に連れ戻される。浅井図南『告徒録 附黄老二経』享保18年後跋 武村嘉兵衛刊 江戸時代和本 漢方医で本草学者の浅井図南が著した東洋医学書 医書。しかし、夕霧の希望により落葉の宮との対面の機会が生まれ、二人は婚儀を行なう。長谷川伸旧蔵書 鈴木啓之（三門博）編 長谷川伸序文『浪曲新作集』昭和24年刊。源氏の君と紫の上はこれも運命と考え忠告するのを控える。近江彦根藩領出流原村古文書●明治１９年　赤見村地誌編輯材料取調書　６３丁　下野国安蘇郡赤見村　現在の栃木県佐野市　240131　148。夕霧と結婚した落葉の宮は、その後、多くのこどもを授かり幸福な時を過ごす。吉田竹次郎編『日本郵便切手類目録』明治28年刊 明治時代和本 明治4年～20年代の郵便切手集 明治中期の郵便資料。

自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）」と娘・幾千姫（玉映）の落款（印譜）

自筆上部の「人非木石皆有情」人木石に非ざれば皆情あり「人は木や石ではない、心と言うものを持っている」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。女学講義　大日女學會　明治三十七年九月廿五日　第四回 後期　第二巻・拾巻・十五巻・廿四巻、第七回 前期　第九巻～廿三巻　8冊　全12冊。夕霧の巻の一節「岩木よりけになびきがたきは、契りとうてにくしなど思うやうあなるを」の一文による。西国巡礼歌要觧。夕霧の巻の原詩は「木石」であり、夕霧の巻は「岩木」であるが、古来「白氏文集」に由来されているとされる。■二葉亭四迷　■『片戀』（片恋）　■「奇遇」「あひびき」収録　■春陽堂刊 　■折込口絵あり。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。白衣観音大士神呪 唐本漢籍 検索⇒中華民国 木版刷 経折本 佛経 写経 藏経洞 古籍善本 支那 敦煌 彫版 刻経 佛教 木刻本 筒子頁 経書 写経。）

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載

《「源氏物語」夕霧（ゆうぎり）の巻》
「夕霧」の巻は英文で「Evening Mist」と表記されます。☆E0270和本江戸寛政5年（1793）政治論写本「国本論」全1冊/松平定信/古書古文書/手書き。
《原本上部に「人非木石皆有情」（人木石に非ざれば皆情けあり）漢詩の落款が押捺。森本木羊子『仏頭集』（2冊）限定50部 昭和29年 森口太郎 木版画集（紺紙金泥摺）仏教美術 仏像 法隆寺 広隆寺 中宮寺 平等院鳳凰堂 中尊寺。夕霧の原文に引用されている。世渡は堪忍乃二字。》

「額縁入自筆原本」
（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。関野凖一郎『又三郎異聞』限定100部 1952年 私家版 木口木版画10枚。）

「自筆原本」
自筆右下二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫（玉映）の落款。茶人花押藪　古書。

自筆上部の「人は木や石ではない、心と言うものを持っている」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。■図解満州産業大系 全5巻揃 日本図書センター[管理番号102]。

《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。古文書 和書 「牧野系図」 笠間藩 茨城県 笠間市 新潟県 長岡市 歴史資料 牧野氏 系図 藩主 （レターパックライト発送）。》

自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）


自筆が「古切」とされたのは江戸時代。☆E0337和本明治期ぐらいの医学写本「粘敗療談」上下合1冊/村上正徳温卿/古書古文書/手書き。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載

（１）・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。和本「百家説林」全10冊揃 明治23～25年初版 江戸時代の諸家の随筆/雑考 挿絵 (古文書 資料。

《「源氏物語」夕霧（ゆうぎり）の巻》
《原本上部に「人非木石皆有情」（人木石に非ざれば皆情けあり）「白氏文集」の漢詩の落款が押捺・夕霧の原文に引用されている。「延喜式」／神祇巻 巻1～巻10／寛政7年／河内屋太助他発行／全5冊。》

《かうやう》・・・・なる事（こと）、おかしうおほゆらん」なと、
物こりしぬへうおほえ給ふ。帝国絵画番付　印譜　朱印　大正７年　荒木十畝　池上秀畝　池田輝方　上村松園　河合玉堂　鏑木清方 古書　②E。明けぬれは、「人の見聞かむも、
わか（若）々しきを。希少◆春画◆艶本◆「淫書開交記」 17冊　房菴作　好員画　約18.1cm×約12.5cm　和本　資料。「かきり」とのたまひ果ては、さて心みん。古文書 和書 栗田勤 「東湖先生正気歌講義」 藤田東湖 水戸藩 晦屋先生 家塾輔仁学舎 茨城県 偉人 水戸藩 (レターパックライト発送）。
かしこなる人々も、らうたけに、戀ひ聞ゆめりしを。御文明燈鈔 釋道隠 5冊15巻揃 年 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教禅宗 戦前明治大正古書和書古文書写本NS2。「えり殘し給へる、
やうあらむ」とは見なから、思ひ捨てかたきを。西国順礼歌諺註。ともかくも、
もてなし侍りなむ」と、おとし聞え給へは、すかすかしき御心にて、
「この君とちをさへや、知らぬところに、率て渡したまはん」と、
危し。「教行信証」／愚禿親鸞集／明暦3年／西村九郎右衛門発行／4冊。姫君を、「いさ、給へかし。中内樸堂（中内惇）自筆漢詩稿本「壬戌詩存-庚午詩存」文久2年自序 漢詩集 斎藤拙堂門下の伊勢津藩士 三重県津市郷土史料。見たてまつりに、かく參り來ることも、
はしたなけれは、つね（常）にもまゐりこ（來）し。★Z17和本江戸寛政7年（1795）大阪の粋人の伝記「当世癡人伝」3冊分合１冊/鼇道人/絵入古書古文書/木版摺り。
かしこにも、・・・・《人々のらうたきを》

（文責・出品者）
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。盛岡藩御絵御用【本堂光亀 (本堂蘭室）】字:金卿 号:蘭堂『漢画人物圖』掛軸〔紙本肉筆真作〕/文人画家 門人:沼宮内蘭渓 泉沢修斎 本堂圭斎。


（２）・自筆の「原文の現代語訳文」は次の通りです。★0553和本江戸文久2年（1862）写本「御勅書并勅使御持参御書付写ほか」1冊/古書古文書/手書き/幕末の京都。

《「源氏物語」夕霧（ゆうぎり）の巻》
《夕霧、月明かりの下で恋する女二の宮（落葉の宮・朱雀天皇の皇女）とご対面》

《夕霧、恋しい女二の宮（朱雀天皇の皇女）からのお手紙の返事をお待ちになる》

《女二の宮（朱雀天皇の皇女）一条邸の部屋にこもる》

《夜明け方、夕霧、女二の宮と契りを交わす

《女二の宮（朱雀天皇の皇女）山吹襲や青鈍色の華麗な裳(も)をまとい美しく着飾る》

《雲居雁（夕霧の正室）、父の邸に里帰りをする、夕霧、迎えに訪れる》

《大将（夕霧）は無理にお帰りなさいともおっしゃらず、その夜は一人でお寝(やす)みになった。「頭書 西谷名目」／寛文8年版後刷？／銭屋半左衛門発行／4冊。
どうしてかこのところどこへ行ってもおさまりのつかぬ中途半端なことばかりよと思い思い、
お子たちをそばにお寝かせになって、あちらでは宮（女二の宮・一条宮）がまたどんなに
思い悩んでいらっしゃることかと、そのご様子をお思いやり申して、気苦労に心も休まらないので、
いったいどんな人がこうした》・・・・・・恋路に興をおぼえるのだろうなどと、大将（夕霧）は、
こんなことには懲(こ)り懲(ご)りといったお気持にならずにはいらっしゃれない。西国順礼歌諺註図会。
　夜が明けたので、
（夕霧）「人々の手前も大人げないことですから、どうしてもこれきりのご縁だとおっしゃるのなら、
わたしのほうもそのつもりになってみましょう。奥村土牛『スケッチ そのをりをり』大正9年 朝陽舎書店刊 彩色木版画56枚 日本画家の素描集・下絵集。
あちらの邸(やしき)に残っている子供たちもいじらしそうにあなたをお慕い申しているようだから、
選(よ)り残していかれたのには何かわけがあるのだろうとは思いますが、
わたしは見捨てる気にはなりませんから、とにかくなんとか世話をすることにしましょう」
とおどすように申しあげなさると、女君（夕霧の正室・雲居雁）は、大将（夕霧）が
思いきりのよいご気性とて、このお子たちをまで知らぬ所へお連れになりはせぬかとご心配になる。【骨董・茶道具】★仏教美術 鎌倉時代 高山寺旧蔵？★★秘書 法書 er018vb32. 経 古文書 経典。
大将（夕霧）は姫君にむかって、
（夕霧）「さあこちらへいらっしゃい。南蛮寺興廃記。
わたしがお会いするためにこうしてこちらへまいるのもみっともないから、いつもはまいられまい。【増補　大萬蔵節用字海大全】　片山敬齋遺稿並書　池田東籬亭閲正　文政11年。
あちらの邸にもかわいらしい人たちが・・・・・《いるのだから、せめて同じ所でお世話をしてあげよう」
とおっしゃる》

備考・女一の宮（今上天皇の皇女）の母は明石女御。古今美術参考 絵本 図画 画譜 検索⇒ 図鑑 武鑑 名鑑 銘鑑 紋章 図版 服飾 紋様 文様 家紋 武家 公家 王家 武道 図会 傳書 装束 佛像 大名。紫の上は女一の宮（今上天皇の皇女）を養育している。河玄佑『前戯録』明和7年 佐々貴惣四郎刊 江戸時代和本 漢詩集 狂詩集。

備考1・備考・宮（朱雀天皇の皇女・女二の宮）からのお手紙（実際には母君の代筆）を、雲居雁（夕霧の正室）に奪われた夕霧が理由をつけて取り戻そうとする。堅州古峯原山略図。

備考2・落葉の宮は、朱雀帝と一条御息所の皇女で、柏木の正室。神道黒住教神理概論俚諺解。柏木は生前、友人の夕霧に落葉の宮の行く末を遺言として託していた。□敦煌吐魯番研究 8冊セット 北京大学出版社,中華書局[管理番号105]。

現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授（1999年没）

備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。柳屋主人三好米吉/仲古谷津友吉他編 浪速短冊研究会同人跋『賀茂川』限定300部 昭和3年 杉本要他刊 古短冊集 本居宣長 上田秋成 林羅山ら。




（２）・自筆の「英訳文」は次の通りです。石川丈山『覆醤集』（全二巻揃・合本一冊）寛文11年刊 漢詩文集 江戸時代和本。

《Evening Mist （夕霧）》


英語訳文（英文）の出典：『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker（エドワード・ジョージ・サイデンステッカー）コロンビア大学教授（2007年没）

What man in his right mind could think these affairs interesting or amusing?
He had had enough of them.
At dawn he sent over another indignant message.
"Everything people see and hear must strike them as infantile.
If you wish this to be the end, well, let us have a try at it and see how it suits us.
Though I am sure that the children at Sanjo are very touching as
they ask where we may be, I am sure too that you
had your reasons for bringing some with you and leaving others behind.
I do not find it possible to play favorites myself.
I shall go on doing everything I can for all of them."
Always quick with her judgments, she saw in the
message a threat to take the girls away and hide them from her.
"Come with me," he said to one of them, a very pretty little thing. "
It will not be easy for me to visit you here, and I must think of your brothers too.

（２）・自筆の「中国語訳」は次の通りです。中内樸堂（中内惇）『樸堂詩鈔』（全6巻3冊揃）明治5年 白雲洞蔵梓 明治時代和本 漢詩集 斎藤拙堂門下の伊勢津藩士 三重県津市郷土史料。

《夕霧》
推想落叶公主此亦必十分恨他，心情不安，于堪忍。西国巡礼歌要解。
他想：“世怎竟会有人把恋当作流韵事？”
便此事深可戒。長谷川伸旧蔵書 (中国・清)筆錬閣編 石井南橋序 服部誠一評点『近体奇説第一編 二橋春話』（全2冊揃）明治10年 文永堂刊 明治時代和本 唐本。天明之后，他又叫人向云居雁言：
“只管像小孩一胡，教人听了可笑。易経 商務印書館 検索⇒ 漢文 唐本漢籍 古籍善本 支那 道教 道徳経 南華真経 黄庭堅 伏羲氏 周易 八卦 太極 陰陽五行 王重陽 全真教 清静経。既情已，
我也就作如是想。谷崎潤一郎『都わすれの記』昭和23年 創元社刊 版元印記「創元社京都編輯所」押捺（試作本か）。只是留在那的几个孩子，正在可怜地想念。天風坊鯰老人作 蹄斎北馬（葛飾北馬）画『絵本田村物語』（全6冊揃）文化6年序刊 江戸時代和本 読本 葛飾北斎門人浮世絵 絵入。
不取那几个孩子，想必是有用意的。河蛙考　文政九年　写本。但我舍不得他，要法安排。i10●Nicolas Boileau-Despraux ニコラ・ボアロー＝デプレオーに関する古い洋書書籍 3冊 1821年 17世紀フランス文学/フランス語/詩 240314。”
他用威。古刀銘盡大全 全9冊。云居雁心念夕是个决决断断的人，
不定会把几个孩子到陌陌生生的一条院去，
便担心起来。三国七高僧伝図会。夕霧又：

中国訳文の出典：『源氏物語（Yunsh wy）』
豊子愷（ほうしがい）中国最初の「源氏物語」翻訳者（文化大革命で没）

「夕霧の巻」原本の末尾（原本番号73-A）の印は、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印
中央の写真（右から２番目）の写真が「源氏物語」夕霧の巻の末尾（原本番号73-A）の押印。林鵞峰(林恕) 『職原抄聞書』（全八巻八冊揃）延宝2年 銭屋儀兵衛刊 江戸時代和本 有職故実書 林羅山子息。
左端の２つの印が仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室（冬姫）。増訂　万年青図譜　篠常五郎　明治33年。冬姫は内大臣・通誠の養女。日本カトリック年鑑 昭42 キリスト教 基督教 新約聖書旧約聖書 検）神学宗教学カトリック教会 プロテスタント教会 宣教師戦前明治大正NU。
冬姫は通称。ｋ◇　江戸期　写本古文書　師鑑抄天理巻第1～10　絵入り本　1冊　写年不明　48丁　和本　墨書き　軍学　兵法　/A07。正式な名は伊達貞子。池田文太郎翁　(秋田県仙北郡高梨村)　 後藤寅之助(後藤宙外)編　昭和5年　和装。左端の写真は「夕霧の巻」末尾の拡大写真。『中田一男創作蔵書票 第四輯』限定100部 昭和8年 版画工房刊 自画自刻自摺木版画蔵書票15枚 別紙2枚付。
左上は、「人非木石皆有情」の印。新古今和歌集　宮本竹逕　昭和61年　書芸公論社　定価10万円　限定版。左下は仙台藩の家紋印
右端の写真上は仙台藩主（伊達家）正室一覧表の表紙。円光大師・平重衡問答書／「円光大師法義文」「三位中将平重衡卿手書」／明治13年／知恩寺発行／2巻。表紙の下は一覧の拡大写真（仙台市立博物館・刊行）
（奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。栂尾明惠上人伝記。）

自筆の疎明資料等は、下記の通りです。一草亭詩存 非売品 1939年 検索: 西川一草亭 去風流生活 華道家 生花 九条武子 富長蝶如 茶心茶語 夏目漱石 漢詩 漢文 漢学 漢籍 大谷瑩誠。


（Ⅰ）・上の写真右端は、高松宮「源氏物語」のうち「桐壺」の巻冒頭・(出典資料　別冊「太陽」「源氏物語絵巻五十四帖」（平凡社・刊）７８頁。割烹　　料理　裁縫　　普通饗膳献立　家庭遊戯　明治４２年前後　和書　アンティーク。筆者は近衛関白政家公。御祈祷所申渡書。中央の写真は、応永五年（1398）の年号。甲賀三郎『蜘蛛』昭和16年 熊谷書房刊 ミステリー小説集 推理小説 東郷青児装丁。年号の左の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）。全訳王朝文学叢書　全１２巻　菊池契月・中村大三郎/装幀　吉澤義則　大正１３年～　口絵　除籍本　源氏物語　おちくぼ物語　天金。左の写真は、桐壺の巻の奥付。美品『国宝 源氏物語図屏風』　俵屋宗達 江戸時代 静嘉堂文庫美術館蔵　　函　解説　便利堂　縮小屏風。左大臣から関白に昇進した近衛基熙（もとひろ）公の花押。検香斎『横濱竹枝 大日本洲新港詠』元治元年跋 同治6年 検香斎鐫蔵版 江戸時代和本 横浜を謳った漢詩集 支離子 唐本漢籍和刻本。上下２段の花押のうち、上の印は。古文書 鵜飼幸吉 吉左衛門 書簡 西隼人 宛　水戸 京都 愛知県西宮市 安政の大獄 切腹。出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）、下の印は仙台藩医・木村寿禎の落款（印譜）


「自筆の画像断層(MRI)写真」

（出品した自筆の「断層画像写真」（夕霧の巻）MRI 39―69B
自筆下二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）」、上は娘の幾千姫（玉映）の落款

「源氏物語」「夕霧の巻」主人公・夕霧の資料

下記写真は、国宝「源氏物語絵巻」の中に描かれる夕霧。★0408和本江戸期徳川家戒名命日「崇廟祭名録」全1冊/摂門(竹尾次春)/増上寺/古書古文書/木版摺り。

病床の柏木を見舞う夕霧。「水間寺観音薩縁起」元禄3年 寺僧中敬白 大阪府貝塚市の天台宗寺院「龍谷山水間寺」江戸初期の仏教書 仏書 観音菩薩 江戸時代和本。左が柏木、右が夕霧。桑原廉一郎 自筆書簡1通（真筆保証品）島村剛一宛 封筒付 昭和13年8月15日付 父・桑原芳樹や國學院大学に関することなど 気比神社宮司。




「天皇の曽祖父・大炊御門宗氏の系図」「額縁裏面表記ラベル」
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」


1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図（公家事典303頁）
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。春秋庵白雄（加舎白雄）拙堂増補 大窪詩仏序『俳諧寂栞』（全3冊揃）文化9年須原屋伊八他刊 江戸時代和本 俳諧 俳句 連歌 俳書。2番目の写真は近衛基熙の肖像（陽明文庫・所蔵）
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
4番目の写真は、天皇家・近衛家略系図の出典（淡交テキスト「茶会記」に親しむ・７）平成29年7月淡交社・刊行

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵（断簡）を出品
商品説明（来歴）	大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。☆E0235和本江戸期宮城地誌写本「通俗封内名跡志」1冊/高橋以敬（高橋玉斎）/古書古文書/手書き。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を書いてある。☆E0358和本江戸寛政元年（1789）和算「懐宝塵劫記綱目」全1冊/そろばん/算数/数学/古書古文書/木版摺り。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷（不昧公）の正室・方子（よりこ）に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。小堀源三郎編 平野長富画『新撰日光山誌』明治15年刊（栃木県）明治時代和本 折込銅版画3枚揃（地図 日光東照宮境内図 奥日光湯元温泉図）。
漢詩文	原本自筆上部に「人非木石皆有情」（人木石に非ざれば皆情けあり）の漢詩の落款が押捺されている。巻物 三友堂益亭『古刀新刀 釼早目利』私家版 日本刀鑑定手引書 江戸時代和本 国宗 三条の小鍛冶宗近 粟田口吉光 来国俊 了戒 千手院行信。この漢詩は「白氏文集」の漢詩に由来するものです。太田全斎（福山太田方）『漢呉音図』（全3巻3冊揃）文化12年序刊 江戸時代和本 中国語/漢字音韻書。源氏物語「夕霧」原本の17－Aの原本に記されております。池田龍雄 肉筆画入年賀状8通セット（真作保証品）玉井五一宛 昭和30-62年。紫式部が「夕霧」を書くに際し、「白氏文集」の漢詩を熟読したうえで「源氏物語」の「夕霧の巻」を書いていることがわかります。★H538和本江戸享保9年（1724）崎門学垂加神道「斎部八箇祝詞註」全1冊/跡部良顕の直筆本/古書古文書/手書き。この原詩の言葉の引用は、「蜻蛉の巻」に用いられていることで広くしられている。諸大家人物画譜。紫式部がこの原詩に親しんでいたと推定されている。幕府領（会津藩預所）佐倉村古文書●宝暦７年写　会津孝子傳　全　６９丁　大沼郡佐倉村　現在の福島県昭和村　231112。
漢詩の落款の意味	原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。観念法門講録 全 占部観順 明治42年　真宗大谷派　唯法寺 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 戦前 古書和書古本古文書 NR。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。伊勢御師 三日市大夫次郎秀氏謹書『三社』掛軸〔紙本肉筆真作〕/三社託宣 天照皇太神宮 八幡大神 春日大神 落款 神道 神社 書 書道 古美術。　特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。安中生糸改会社。　「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会（ばんさんかい）」とも言われます。池上文僊画『達磨百図』大正4年 佐藤駒太郎刊 京都四条派野村文挙に師事した絵師 達磨図 ダルマ 仏教美術 仏画 中国禅宗の開祖。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。春田九皐著 服部桑園 (服部秀三) 評注『評註茶史 全』明治18年 天章堂 明治時代和本 煎茶道 中国茶論 江戸時代の儒学者が漢文で著した茶論。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）することです。『続俳諧十二律』（全8冊揃）天保10年～弘化2年刊 江戸時代和本 俳諧書 俳書 連歌 椿亭山谷 星玲庵素瓏 聚景庵山骨 岡本駿台 即事庵永久ら。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。売薬版画浅間ヶ嶽。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。小森忍『支那古陶磁器解説』昭和5年 関東庁博物館刊（南満州旅順市）中国陶磁論。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。☆E0201和本江戸嘉永6年（1853）写本「合衆国人上書和解」1冊/木内山寿/古書古文書/手書き/日米和親条約。　落款の「讃」の元になるその原文の個所には、 「人非木石皆有情」（人木石に非ざれば皆情けあり）の漢詩文の落款が押捺されている。京鶴述 春亭主人慢述『三芝居役者競楽屋雑談内證噺 一名穴さがし』江戸時代和本（畳物一舗・元袋付）歌舞伎役者番付。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。無庵（成田蒼）花押入り『花一輪　一輪ごとの　夢のあと』額装〔紙本肉筆真作〕/江戸時代 俳人 芭蕉堂一世間更に師事　芭蕉堂二世と称す。 つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。KK52-004　霊光録S9.3月号　帝国心霊研究会　※焼け・汚れ・シミ・キズあり。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。定書　御伝馬番所。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。仁王経法則　仏教 江戸時代　検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 古書和書古本古文書 NR。
自筆の希少価値について	自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。古文書 許可密印 大日経許可密印 文化5年 江戸時代 仏教 密教 真言宗 空海 検）天台宗仏陀浄土真宗浄土宗親鸞法然写本西院流印信案密印NP。上の「拡大断層（MRI）写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。宮内素玄著 川瀬一馬校『鑑定暗の明り』限定200部 昭和13年 安田文庫刊 古美術品・骨董品蒐集に関する随筆。 出品している書の「断層（MRI）写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。総勘文鈔 日弘上人 明治26年 日蓮宗 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗空海親鸞法然密教 戦前明治大正古書和書古文書古本 NS。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。幕府領（会津藩預所）佐倉村古文書●享保６年　御領所御預所両御支配往古御定書上扣　４９丁　大沼郡佐倉村　現在の福島県昭和村　231112。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層（MRI）写真」です。☆E0230和本江戸期有職故実写本「禁秘御抄聞書」2冊揃い/古書古文書/手書き。 古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層（MRI）写真撮影」をしております。箱石東馬『実行清酒改良醸造法』（全3冊揃）明治22年 東海書館刊 廣瀬慶之助旧蔵書（廣瀬商店＝白菊酒造/茨城県石岡市高浜) 明治時代和本。撮影後、展示のために再表装をしております。★文久三年　御上洛御用掛供奉御役人附　木版5枚　※少穴と皺あり★　(管=古絵図函)。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste（再剥離用糊）」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。中野康章旧蔵書『礼容筆粋』（全7巻7冊揃）享保2年 菱屋治兵衛他刊（京都）江戸時代和本 武家故実書 日本刀の取扱い方など 絵入本。
断層(MRI)写真	従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。古文書 「登美宮様御下校二付宿内申渡帳」 徳川斉昭 烈公 烈公夫人 吉子 水戸 歴史資料 江戸 下向 婚礼。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。昭和三年・陸軍特別大演習記録/昭和7年/非売品/盛岡市役所/今上陛下の御即位の大礼を祝う大演習の概要を纏め後世に伝えることになりました。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。ｈ□　明治書籍　竹久夢二 カラー表紙　少女世界　明治四十四年三月号　第六巻第四号　博文館　/A01。
寸法	「源氏物語」自筆の大きさ　タテ２１．８センチ　ヨコ１２．８センチ。彩色木版画譜『教育子供のをしえ』明治20年代刊 鳥類画譜 明治時代和本。額縁の大きさは　タテ３７．０センチ　ヨコ２８．０センチです。☆E0219和本江戸天保12年（1841）国学和歌「百人一首新抄」全1冊/石原正明/古書古文書/木版摺り。額縁は新品です。1936年 新代議士写真名鑑 衆議院 帝国議会 アイヌ族 議員 戦前 古文書 検索⇒当時物 歴史資料 貴重 貴族院 生写真 満洲 興安嶺 安東県 新京。
「源氏物語」の自筆について	１・筆跡の分析について 　国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。小室洗心編『天橋百吟』昭和5年 小室万吉刊 京都府宮津市「天の橋立」（天橋立）を詠った句集 俳諧 俳句 俳書。 一方、欧米では一般的には、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。閑日庵里編『三四考』（全2巻2冊揃）天保9年 天満屋武兵衛刊（阿州徳嶋）江戸時代和本 俳諧書 俳書 閑日庵鴎里 徳島県郷土資料 松尾芭蕉。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。[W3428] 希少本!「山形の和算」/ 山形県和算研究会発行「山形の和算」編集委員会編 平成8年3月1日 中古本。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。☆E0203和本江戸期青森県弘前あたり「御国神社仏閣」1冊/坂本忠久/古書古文書/手書き。 ２・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）の自筆の特定について 自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。中井恒次郎(中井芳滝)編画『堺名所案内』明治27年田村與三平刊（大阪府堺市）明治時代和本 彩色石版画3丁入 大阪の浮世絵師・中井芳滝絵入。その後、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。古文書 水戸大平記 茨城県 水戸 歴史。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」であることが判明した。算法指南車 ☆ 新編塵劫記 百家通用 ☆ 1769（明和6）出版 吉田光由 ☆ 和綴じ 和算 算術書 江戸時代 ☆ 送料無料。 「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が２３歳から３１歳までの間に書かれたものと推定されている。小沼丹 初版本3冊セット『懐中時計』『銀色の鈴』『埴輪の馬』いずれも函帯付完品。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年（1421）４７歳で没している。若山善三郎編『温故雑集』(2輯セット=「弘法大師御入定勘决記」「長福寺七寺一切経」) 大正14年 名古屋温故会 伊東富太郎旧蔵書。 ３・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について 近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。花伝書原典叢観 宗清花伝書 ぬきがき条々 花傳書 2冊。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。古文書 傳燈大阿闍梨律厳 許可密栓 享和3年 江戸時代 仏教 密教 真言宗 空海 検）天台宗仏陀浄土真宗浄土宗親鸞法然本西院流印信案密印NP。 ４・近衛基熙（このえもとひろ）について 近衛基熙は、慶安元年（1648年）3月6日、近衛尚嗣（関白・左大臣）の長男として誕生。柳下亭種員録 歌川国芳画『天満宮御一代記』嘉永8年序 須原屋茂兵衛他刊 江戸時代和本 菅原道真一代記 彩色木版画6面入 読本 浮世絵 錦絵。母は後水尾天皇皇女女二宮。小田島孤舟『歌集 秋遅草』昭和13年 杉風会刊（岩手県盛岡市）著者直筆献呈署名入 花巻市出身の歌人 萬鉄五郎の同級生。実母は近衛家女房（瑤林院）。加賀藩士 榊原拙處（榊原拙処）『書』掛軸〔紙本肉筆真作〕/名:守典 字:子常 号:拙処 南画家・書家の文人武士 石川県 漢詩 南宋画得意。幼名は多治丸。金沢鋓吉編『正義高潔改進党話 全』明治16年 三春堂刊立憲改進党 大隈重信 明治時代政治史料 自由民権運動 政党論。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。中金正衡『大倭語学手引草 前編』（全2冊揃）明治4年 自笑軒蔵版 元袋付（浮世絵師・歌川国員）明治時代和本 日本語文法書・国語学書 国学。承応3年（1654年）12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。士気振興 最新日本陸軍軍歌集　昭和10年　旧日本軍　軍事　ミリタリー　　戦前明治大正古書和書古本　　NP。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年（1655年）従三位に上り公卿に列せられる。エフェメラ 北園克衛「中村書店 栞」1960年代頃。明暦2年（1656年）に権中納言、万治元年（1658年）に権大納言となり、寛文4年（1664年）11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。十返舎一九作 歌川国安画『三国志画伝』（17冊）嘉永3年 大黒屋平吉板 中国稗史 江戸時代和本 合巻 浮世絵 絵草紙 草双紙 三國志画傳。寛文5年（1665年）6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年（1671年）には右大臣、さらに延宝5年（1677年）に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年（1690年）1月に関白に昇進した。長良川鵜飼之図。近衛基熙は、寛文5年（1665年）から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
HP	近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。中山御祈祷図 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教 戦前明治大正古書和書古文書古本 NS。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。長崎聞見録(長崎見聞録)。 ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。羽州秋田木曽石村『正一位木曽吉山大観現辰命院』掛軸〔紙本版摺〕木曽吉山大明神 出羽秋田郡太平木曽石村 別當辰命院 愛染明王 大日如来..。

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